平成14年、刑法犯認知件数が戦後最悪の285万3,739件を記録。 平成15年からは減少に転じ、平成18年も205万850件と4年連続で減少したものの、 治安が良いとされた昭和40年代(120万前後で推移)と比べると、 依然として約1.5倍を超える水準となっているなど深刻な状況にあります。 このような犯罪情勢の中で、家族の安全と財産を守る防犯対策を考えるためには、侵入犯罪の現状を知ることが非常に大切です。 |
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平成10年以降増加していた侵入窃盗の認知件数は、 |
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平成18年は476件で、前年に比べ16.5%減少していますが、 |
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午前2時から午前4時までが最も多く発生してます。 |
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「女性が一人でも、夜道を安心して歩ける国」として、良好な治安情勢を誇っていた日本。 しかし、近年の犯罪の増加は、この評判を大きく揺るがしています。 とりわけ、住宅等を狙う侵入犯罪の増加は、誰にとっても安心の拠り所であり、 安らぎの場であるはずの「我が家」ですら必ずしも安全ではなくなっていることを示すものであり、 国民の治安に対する不安を高める大きな要因となっています。 |
●「侵入犯罪」とは、住宅などの建物に侵入して行われる犯罪で、凶器などを示すなどして家人を脅して金品を強奪する「侵入強盗」と、金品を盗む「侵入窃盗」および「住居侵入」をいいます。
●侵入窃盗のうち一般住宅をねらう「空き巣(あきす)」・「忍込み(しのびこみ)」・「居空き(いあき)」を「住宅対象侵入窃盗」としています。
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家人などが不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗むものをいいます。 |
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夜間、家人などの就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗むものをいいます。 |
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家人などが昼寝や食事をしているすきに住宅の屋内に侵入し、金品を盗むものをいいます。 |
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【 被害例 】 |
厳しい試験基準をクリアするため、各建物部品の製造企業が独自にさまざまな工夫を凝らし、防犯性能の高い製品が開発 されました。ここでは、その一例をご紹介しましょう。(メーカーによって、その工夫はさまざまです)
防犯サムターン |
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施錠式やツーアクション式など、 耐サムターン回し性能の高いサ ムターンです。 |
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デッドボルト(かんぬき) |
シリンダー |
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バールなどを差し込んで受座をこじ破る手口に耐える工夫がされています。 |
ピッキングに強い複雑な構造で、ドリル攻撃にも耐える強固なものになっています。 |
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ドアの強度 |
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金切りばさみなどで切り破られない材質を使うなど、強固なつく りになっています。 |
強靭な中間膜(特殊フィルム)が内部に密着されているため、通常のガラスに比べ破壊されにくくなっています。 |
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外れ止め |
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サッシを持ち上げて外すことができないようになっています。 |
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ロック付クレセント錠 |
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回転防止機能のついた強固なつくりになっています。 |
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補助錠 |
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2ヵ所をロックすることで、容易に開くことができないようにしています。 |
雨戸・シャッター |
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レールの強化 |
雨戸を持ち上げて外すことができ |
こじ開けられにくい構造になって |
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防犯サムターン |
シャッターの材質 |
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切り破られない材質を使うなど、 |
切り破られない材質を使うなど、 |
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外されにくく、切断されにくい構造となっており、取り付け部も堅固なつくりになっています。 |